株は放置が一番?本当に放置をしても大丈夫なの?

この記事で解決できるお悩み
  • 株を放置しても大丈夫?
  • 「ほったらかし投資」ってどうなの?
  • ほったらかし投資について詳しく知りたい

「株は放置が一番」という話聞いたことありませんか?もし聞いたことがあるとすれば、間違っているかもしれません。

じつは株を放置していいのかどうかは、株を購入する前に決まっているのです。

この記事を読んでもらえれば、「どんな投資家が株を放置していいのか?」「株を放置してはいけないのはどんな時か?」が分かるようになります。

ぜひ最後まで読んでみてください。

株は放置が一番?それはトレード前の考え方次第です!

株の基本は「トレード前に保有期間を決めておく」ことです。

そのため、トレード前に長期投資のつもりで買った株をしばらく放置しておくことは何の問題もありません。

「いつか株価が戻ってくるだろう」の放置はダメ!

一番やってはいけないことは「いつか株価が戻ってくるだろう」という安易な考えで株を放置することです。

いわゆる「塩漬け」です。

「塩漬け」は、長期で保有するつもりがなかったにもかかわらず「株価が値下がりしたから長期保有(放置)しよう」とトレード後に保有期間を決めてしまうことが原因で起こります。

放置することを正当化するのではなく、正しい放置なのかをしっかり考えることが大切です。

株を放置するとどうなる?「ほったらかし投資」のメリット

株を放置することを決めてから投資をすることを「ほったらかし投資」といいます。

長期投資の一種で、短期の値動きに左右されないのでサラリーマン投資家にとても向いている手法です。

この「ほったらかし投資」のメリットはどんなことがあるでしょうか?

1. 日中は仕事に集中できる

サラリーマン投資家にとって「ほったらかし投資」の最大のメリットは、仕事に集中できることです。

株価と関連ニュースなどは仕事帰りにチェックするだけでOKになります。

一方で短期投資は、日中も株価の動きが気になり仕事が手につかなくなります。私も短期投資の経験がありますが、やはりスマホが手放せず、株価をチェックする衝動にかられていました。

仕事と株を長く両立させたいなら、「ほったらかし投資」がおすすめです!

2. 億り人も目指せる

著名投資家のウォーレン・バフェット氏も長期投資で資産を増やしたとされています。

その資産は10兆円を超えるようです。

私もそうでしたが、短期投資のほうが投資チャンスも多くなって資産が増えそうな感じがします。でも実際には、長期投資でも十分に「億り人」を目指すことができます

その一例としては、レザーテック㈱(証券コード:6920)が億り人銘柄として有名です。2014年の株価は300円台だったものが10年後の今では100倍近くになっていますね。

(出典:Yahoo!ファイナンス

100万円を元手に放置していたら、今では1億円になっていますね。

3. 長期の安定収入(配当金)ができる

財務健全性と成長性を両立している企業であれば、長期で安定的な配当金を受け取れます。

投資先企業にもよりますが、配当金は投資額の3%程度もらえることが多いので銀行に預けるよりもたくさんのお金が毎年もらえることは魅力的です。

また株価が上昇していれば、配当金はもっと魅力的なものになります。

先ほどのレーザーテック㈱の例で見てみましょう!

2014年投資資金購入株数現在の1株年間配当現在の年間配当金
1,000,000円3,000株288円864,000円

株価が100倍になっているおかげで、投資額100万円でなんと年間86万円もの配当金がもらえるという無双状態になっています。

一度買って放置していれば、毎年安定して配当金が入ってくるのは嬉しいですね。

4. 精神的に楽になる

短期の値動きに一喜一憂しなくなるので、精神的にはとても楽です。

経験した人にしかわかりませんが、短期投資は株価をずっと見ることになるので心も体も疲れてしまいます。

それよりも株を放置できる運用方法で資産を形成しながら、趣味や自己投資などに時間を割く人生のほうが幸せになるのではないでしょうか。

株は本当に放置してていいの?「ほったらかし投資」の疑問を解決

ここまで「ほったらかし投資」のメリットについて解説しましたが、「本当に放置していても大丈夫なの?」などの疑問があると思います。

そこで、「ほったらかし投資」でよくあるお悩みをまとめてみました。

Q. 本当に放置をしていても大丈夫?

大丈夫です。

ただ放置といっても「株価の終値」や「関連ニュース」ぐらいは定期的にチェックをしておくことをおすすめします。

Q. 株価が急落しても放置していて大丈夫?

長期目線で株を購入しているのであれば、株価が急落したとしても放置をしていいと思います。

ただ、急落の原因の確認は早めにしましょう!

一時的なものなのか、それとも今後の企業の成長性に影響を与えるものなのかを見極めてから保有を継続するかどうかを判断しましょう!

Q. 「ほったらかし投資」に向いている株は?

成長性の高い企業で、その成長性が株価に反映されていない企業です。

ただ、このような条件を満たす企業は多くないので見つけることは簡単ではありません。そのため次の投資先候補を探すことに多くの時間をかけることが大切です。

「ほったらかし投資」が目指すのは「恩株」

「恩株」とは、投資元本を回収した保有株のことをいいます。

つまり、「損をすることがない保有株」ということです。

損をすることがない保有株であれば、心置きなく保有株を放置しておくことができますよね?そのため、ほったらかし投資家にとって目指すべきは「恩株」ともいえます。

ご参考までに下が架空の恩株の例です。

株数株価資金(評価額)
株を購入(購入)1,000株5,000円500,000円
株を売却(売却)200株25,000円500,000円
残った株
(恩株)
(保有)800株25,000円2,000,000円

株価が5倍になったので、株の一部を売却して購入資金(元本)を回収しています。ここでいう恩株は残りの800株のことで、損をすることがない状態ですね。

恩株だらけのポートフォリオを目指してみましょう!

End.