なぜFXで勝てない?勝てるトレーダーになるための条件

この記事で解決できるお悩み
  • FXで勝てる人の割合は?
  • なぜFXで勝てないの?
  • FXで勝てるようになるにはどうしたらいい?

なぜFXで勝てないのか悩んでいませんか?

私もFXをはじめてから3年間はずっと年間収支がマイナスで同じように悩んでいました。ただ私は、いくつかのポイントを意識することで、今では3年連続で年間収支をプラスにできています

この記事では、私の勝てなかった経験をもとに「なぜFXで勝てないのか」を解説します。

最後まで読めば、FXで勝てるようになるためにはどうしたらいいのかがわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

FXで勝てる人の割合は?ある調査では60%もいる!?

少し古いですが、2018年4月に一般社団法人金融先物取引業協会が行った調査で、2017年にFXで利益を上げた人は60%いることが分かりました。

(引用:「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」の概要

ただこの調査対象者の半数がFX歴5年以上のため、FXトレーダーの平均が60%なのか疑問が残りますね。

巷では、生涯収支がプラスになる人は10%未満とも言われているので、この調査結果以上に「FXで勝つことが簡単ではない」と考えておかなければなりません。

なぜFXで勝てない?経験をもとに7つの原因を特定

私の経験からするとFXで勝つことは簡単ではありません。

実際ネット上にも、勝てないので「FXをやめた」という声がたくさんあります。私もFXを始めた3年間は勝つことができず、多額の勉強代を支払いました。

そんな私の経験をもとになぜFXで勝つことが難しいのか、その原因を解説します。

1. ポチポチ病

ポチポチ病を発症するとFXで勝てません。

ポチポチ病とは?

早く稼ぎたいという気持ちから、ポジションをもっていないと落ち着かないという心理状態のことです。

ポチポチ病の人は、早くポジションをもちたくてたまらなくなり、焦ってエントリー(取引)しようとします。

でも、FXはいかに勝率をあげるかの戦いです

勝率の高い「買い場・売り場」のチャンスは、そんなに多くはありません。それにもかかわらず、無駄にエントリーが増えると勝率は下がるに決まっています。

とにかく無駄なエントリーを減らし、勝率を上げていくことがFXで勝つための基本です

2. 損切できない

損切できない人は、FXで勝つことができません。

株の世界では「塩漬け」という言葉があり、ポジションを放置している人はいます。

ただ、レバレッジ取引でロスカットもあるFXでは「いつか戻ってくるだろう」という考えでポジションを放置するのはとても危険です

ほんとうに戻ってくればラッキーですが、取り返しのつかないほどの損失になってしまうこともあります。

そうならないためにも、エントリー時に損切のルールを決めておくことが大切です

損切ルールは守るべし!

3. レバレッジが高すぎる

レバレッジが高すぎると、損失が大きくなって精神的なショックが大きくなります。

負けの連鎖

大きな損失 → 精神的なショック → 早く取り返したい → 無理なエントリー → 損失….

この負の連鎖にはいると、気づいたときには損失が信じられないほど膨らんでいます。

FXは「平常心を保ち、いつも通りトレードをする」ことが重要だと言われていますが、実はそれが一番難しいのです

平常心を保つためにも、許容できる損失をしっかり考えてレバレッジ水準を決めましょう!

4. 「売り」も「買い」も頻繁に取引してしまう

一日の間に、「売り」も「買い」も繰り返しているようだと勝てません。

朝に一日のトレード戦略を練って、買いで入っていくのか、それとも売りで入っていくのかを決めるようにしましょう。

5. ファンダメンタルズを意識しない

ファンダメンタルズを意識していないと勝つことができません。

ファンダメンタルズとは?

各国の経済・金利環境、通貨の需給」など為替の値動きに影響するマクロ環境のこと。

ファンダメンタルズによって、値動きの方向(トレンド)が決まります。

初心者はテクニカルを中心にトレードしがちですが、本来はファンダメンタルズと組み合わせることが重要です。

ファンダメンタルズ×テクニカルの組み合わせ

ファンダメンタルズ:値動きの方向性を確認(「売り」or「買い」)

テクニカル:ファンダメンタルズをもとに、どの水準でエントリーするべきかを決める

ファンダメンタルズを意識すると劇的に勝率が変わるようになります。

6. 経済指標発表前にポジションを持っている

FXで勝ちたいなら、経済指標の発表前にはポジションは解消しておいたほうがいいです。

特に、米国の経済発表(雇用統計や消費者物価指数など)では値動きが荒くなり、値幅も大きくなります。

一見すると、値動きが活発になり収益を獲得するチャンスのように勘違いしてしまいますが、経済指標が良いのか悪いのかは発表されるまで誰にもわかりません。

エントリーは経済指標の内容を確認してから検討しましょう。それからでも遅くありません。

7. 短期足(15分足)しかみていない

短期足のみのトレードでは、勝ち切ることはできません。

チャートは短期足だけでなく、1時間足・4時間足・日足・週足などの中・長期足と組み合わせることで勝てる確率の高いエントリーポイントを見つけることができます。

エントリーするときには、一つの時間軸のチャートだけでなく複数の時間軸を分析してみましょう。

初心者でもFXで勝つための条件|私がなぜ勝てるようになったのか?

FXで勝てない原因がわかったところで、ここからは「FXで勝つための条件」について解説します。

私も勝てない時期を経験してから次の3つを意識したことで、勝率を上げることができています。

損切をする勇気を持つ

まずは、損切をする勇気を持ちましょう!

損失を確定させる勇気がなく「いつか戻すだろう」という安易な考え方でポジションを持ち続けていると信じられないほどの損失額に膨れ上がり、強制ロスカットになってしまいます。

「損切しても取り返せる」という自信がなくてはなりません。

常に平常心で取引をする

次に「常に平常心で取引をする」ことです。

身の丈に合っていない損失は思考を狂わせてしまうので、高いレバレッジは避けましょう!

もし連続で損をしてしまった場合などは、意識的にトレードから離れ、映画をみたり料理をしたりするなどして気分転換を図りましょう!

相場は平日24時間動いているので、いくらでもチャンスがありますよ!

ファンダメンタルズを意識する

3つ目は「ファンダメンタルズを意識する」ことです。

毎日ニュース解説などをみながら「どんな要因で前日の値動きになったのか」、その背景を知ることがとても重要です。ファンダメンタルズを意識すれば、テクニカル上のネックラインを抜けそうかなどが分かるようになります。

私はファンダメンタルズを意識したことが一番トレード収支の改善につながりました。

マイルールを作りルールは必ず守る

最後にトレードルール(マイルール)を作りましょう!

  • レバレッジ
  • 利食い・損切りのタイミング
  • 投資していい時間帯・場所
  • 保有期間(トレードスタイル)
  • 取引する通貨 など…

まずはルールを決めてみて、やりながら自分にあったルールに変更していきましょう。

よくあるお悩みQ&A

Q. FXで絶対に勝てる方法は?

「これをやれば勝てる」というトレード手法は、残念ながらありません。

いかに「平常心」で「無駄なエントリーを減らす」かが、FXで勝つための近道だと考えています。

Q. FXで勝てるようになるまでには何年かかる?

私は3年かかりましたが、1年で勝てるようになるトレーダーもいます。

FXで勝てない人の真似をせず、基本に従ってトレードをすれば勝てるようになると思います(FXでは感情の変化で「基本」を守ることがとても難しいゲームです)。

Q. サラリーマンでもFXで勝てますか?

勝てます。

ただ仕事中にポジションを持つことはやめたほうがいいです。値動きが気になって仕事に集中できなくなります。