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- 外貨預金とは?
- 外貨預金のリスクは?
- 外貨預金とFXとの違いは?
- 外貨預金の金利は?
- FXはどれくらいの金利が受け取れるの?
米ドル外貨預金「1年 金利4.50%」なんていう広告をみると、外貨預金を検討してみようと思いますよね?
円の預金金利は、「金利100倍引き上げ」というニュースもありましたが、メガバンクの1年定期で0.025%(三菱UFJ銀行)という低金利の状態はつづいています。
ただ、外貨預金よりもFXのほうがお得という事実をは知られていません。
そこでこの記事では「外貨預金とFXの違い」、「どっちを選ぶべきなのか」をお伝えしていきます。
外貨預金とは?
外貨預金とは、「外貨(海外通貨)で預金をすること」です。
日本人が米ドルで預金をしようとするなら、円→ドルに両替(交換)をすることになります。
なぜ外貨預金の金利は高い?
それぞれの国の通貨の金利は、各国の中央銀行(日本で言うと日銀)が決める政策金利や経済・物価情勢によって決まります。
今は、世界的なインフレにより各国の中央銀行が金利を引き上げているため、外貨預金の金利も高くなっています。
ただ日本においては、低成長・物価が上がらない状態であるため、低金利がつづいているのです。
高金利の国(新興国)に投資をすべき?
高金利(新興国)通貨への投資は、やめておいた方が無難です。
高金利通貨として、個人投資家に人気があり注目されるのが、次の3か国の通貨です。
金利だけみれば、とても魅力的ですよね。
でもこれらの国の金利が高いのには理由があるのです。
- 経済的に不安定で、国の信用力が低いから
私も投資初心者のころは、金利の魅力に惑わされて「トルコリラ」や「ブラジルレアル」に投資をしていましたが、見事に為替リスクにさらされ大負けして経験があります。
※ 為替リスクについては、後述します。
外貨預金するなら知っておきたい3つのこと
外貨預金を検討しているなら知っておくべきことがありますので紹介します。
1. 為替リスク(元本割れ)がある
外貨預金で絶対に気を付けなければならないリスクが「為替リスク」です。
私が失敗した経験のあるトルコリラで説明します。
(出典:TradingView TRY/JPY)
上のチャートをみると一目瞭然ですが、2008年には「1トルコリラ=90円」だったものが、今では「1トルコリラ=4円」になっています。
つまりどういうことかというと、
- 預金額:11,111トルコリラ(100万円 ÷ 90円)
- 16年間の金利(20%): 35,555トルコリラ(11,111トルコリラ × 金利20% × 16年間)
- 最後に円に両替: 186,664円((11,111+35,555)トルコリラ × 4円)
結論:元手100万円が18万円になってしまった・・
極端な例ではありますが、これが為替リスクです。
預金といっても外貨預金は元本が保証されているわけではありませんので、元本割れの可能性があることは理解しておきましょう(もちろん逆に”為替差益”となることもあります)。
2. 手数料がかかる
米ドルの外貨預金なら、最初に円から米ドルへ両替する必要がありますが、このときに両替(為替)手数料がかかります。
これが意外に高く、片道(円→米ドル)0.25円~1.00円が相場です。往復(円⇔米ドル)で考えると、0.50円~2.00円となります。
1ドル=150円で計算すると手数料率は0.3%~1.3%です。
金利は1年で4.5%なので、1.3%の手数料を払うと、手元には3.2%しか残りません。
預金金利だけでなく、手数料率も確認するようにしましょう!
3. 外貨預金は確定申告が必要になるかもしれない
ここまで読んでくれた方は分かると思いますが、外貨預金の運用収益は「利息」と「為替差益」の2つに分かれます。
利息については、円預金と同じです(源泉分離課税)。
一方で、為替差益が発生したときに確定申告が必要になるケースがありますので注意が必要です。
どんな時に確定申告が必要になるのかは、三井住友銀行のHPに詳しく解説されていますので、気になる方はこちらを参考にしてみてください。
外貨預金とFXの違い
FXは「Foreign Exchange」の頭文字をとったもので、外貨預金と同じように「利息(スワップポイント)」と「為替差益」で収益をえる仕組みです。
どこに大きな違いがあるのでしょうか?
FXの大きな特徴
外貨預金との大きな違いは、レバレッジ取引ができることです。
「レバレッジ」とは、直訳すると「テコ」という意味です。
元手が少ない金額でも、元手以上の大きな金額を取引ができます。
例えば元手が15万円あれば、1ドル=150円の場合に1,000ドルに両替することができます。
でもFXでは一定のお金を担保(証拠金)にすることで、最大25,000ドルに両替することが可能です。
そのため、外貨預金よりも多くの収益を稼げます。
外貨預金とFXの違い
外貨預金とFXの違いを知ってもらうために、比較表をつくりました。
これをみると分かる通り、FXのほうが外貨預金よりも優れていることがわかりますね。
外貨預金よりもFXをおすすめな3つの理由
前出の表で明らかですが、「できる限り高い金利収入がほしい」人にとっては、外貨預金よりもFXのほうが優れています。
1. 為替手数料が安い
外貨預金とFXでは、手数料率が10~100倍違います。
なんでも同じですが、同じものを買うなら手数料が安いほうがいいですよね。
2. 金利(スワップポイント)が高い
外貨預金の金利のことを、FXでは”スワップポイント”といいます。
スワップポイント>外貨預金の金利
外貨預金の金利が魅力なら、FXのスワップポイントのほうが多くもらえてお得になります!
また外貨預金は満期になって初めてもらえるものですが、スワップポイントは毎日もらえるのでより金利をもらっている感覚を得られますよ。
3. 資産が守られている
外貨預金は、円預金とちがって預金保険の対象ではありません。
つまり、預けている金融機関が倒産した場合には、お金はもどってこないと考えるべきでしょう。
一方で、FXは証券会社のサービスですが、証券会社は顧客から預かっている資産を別勘定で管理しなければならないとされているため、証券会社が倒産しても資産は守られます。
金融機関が簡単に破綻するとは考えにくいですが、万が一のことを考えてもFXで運用したほうがいいでしょう。
FXを外貨預金代わりにするときの注意点
この記事で伝えたかった私の意見は、次の通りです。
「外貨預金で運用するなら、FXでやったほうがお得!為替手数料が安いし金利(スワップポイント)もつくよ」
でも、1つだけ注意することがあります。
レバレッジ率は1倍にする
FXはレバレッジ取引ができます。
レバレッジ取引によって少ない元手よりも大きな金額の取引を行えますが、外貨預金の代わりにFXをするのであればレバレッジ取引をする必要はありません。
過剰なリスクを負わないためにも、レバレッジ率は1倍(=レバレッジ取引はしない)にしましょう。
FXを外貨預金代わりにするなら、どこのFX会社がおすすめ?
- 為替手数料が安い
- スワップポイント高い
- 始めやすい
知名度抜群!スワップポイント重視のGMOクリック証券
為替手数料(米ドル/円) | スワップポイント(米ドル/円) | 最低取引単位(米ドル/円) |
---|---|---|
0.2円(業界最安水準) | 220円(業界最大水準) | 1万米ドル |
為替手数料、スワップポイントのいずれにおいてもFX業界で最もお得な会社といえます。
取引量に応じてキャッシュバックキャンペーンも開催されているので、よりお得に取引ができますね。
ただ、難点は最低単位が1万米ドルということです。
150円/ドル × 1万米ドル = 150万円
最低でも150万円のお金が必要!
まとまったお金が用意できない方や少額で始めたい方は次の松井証券がおすすめです。
少額ではじめたいなら松井証券
為替手数料(米ドル/円) | スワップポイント(米ドル/円) | 最低取引単位(米ドル/円) |
---|---|---|
0.2円(業界最安水準) | 193円 | 1米ドル(業界最小) |
GMOクリック証券ほどスワップポイントはもらえませんが、取引単位が1米ドルなのが嬉しいところですね。
数百円からFXを始められるということなので、初心者向けのFX会社といえるでしょう。
どんな人でも始められますね。
よくあるお悩みQ&A
Q. FXはどうやったら始められるの?
この記事で紹介しているFX会社などに口座を開設して、お金を入金すればOKです。
スマホから申し込みができる会社ばかりで、口座開設にはお金もかかりませんので気軽に始めることができます。
Q. おすすめの通貨は?
米ドル/円がおすすめです。
その他であれば、ユーロ、ポンド、豪ドル、カナダドルなどもあります。
ただ高金利(新興国)通貨は、あまりおすすめしません。
End.