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- 仕事では過程よりも結果が大事?
- 結果より過程が大事じゃないの?
仕事では「過程」と「結果」どっちが大事なのでしょうか?
世の中的には「結果がすべて」「終わりよければ全てよし」という言葉があるように、「結果重視」と考える人がおおいように感じます。
このような「結果重視社会」の中で「結果だけでなく、努力を評価してほしい」と過程(プロセス)重視を望む声もあるはずです。
そこで、長い社会人経験を踏まえて、本当のところ「過程」と「結果」はどっちが大事なのかについて私なりの解説をしていきます。若手社員で評価に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
仕事では「過程より結果が大事」と言われる3つの理由
「仕事は結果が全てだ!」という言葉があります。
では「過程」はどうでもいいのでしょうか。ただ社会の現実はというと、「結果を出した人だけ」が出世をしていることがおおくあります。
なぜ仕事では「過程より結果が大事」と言われるのでしょうか?
1. 良い結果は良い過程があるから
1つ目の理由は「良い結果は、良い過程(プロセス)があったから」と考えられているためです。
言い換えれば。「悪い結果は、悪い過程の結果である」となります。
例えば次のような事例を見てみましょう!
今期の目標が昨年対比10%増の売上だったとします。
営業のAさんとBさんの過程(プロセス)は次のようなものでした。
- 営業のAさん:既存先へアプローチするよりも新規先を開拓することを目指した!
- 営業のBさん:既存先にもっと量を買ってもらうことを目指した!
このとき、最後に目標を達成したのはBさんで、Aさんは目標達成できませんでした。
このようなケースで、スタート時点では同僚が「Aさんのプロセスの方が結果が出るだろう」と予想していたとしましょう。
でも、最終的にBさんの方が結果を出したのであれば「結果につながったプロセスこそ正しい」と評価されることは不思議なことではありません。
この考え方においては、「結果が出たプロセスこそ正しいプロセス」なのです。
2. ビジネスは利益を上げなければ意味がない
公務員や一部の法人をのぞいて、この記事を読んでいる読者の勤め先は営利法人でしょう。つまり、勤め先の企業は利益を上げることが目的です。
そのため会社員である以上、プロセスを追い求めるのではなく、結果(会社の利益)につながる行動をしなければ意味がないのです。
3. 結果は評価がしやすい
結果は「出来たか・出来なかったか」(定量評価)で評価することができるので、多くの人を平等に評価できます。
一方で、過程が「良かったか・良くなかったか」は評価する人の主観や偏見などが入りやすく、平等に評価することができません(定性評価)。
- 結果に対して言い訳ができません。
- 過程の評価は抽象的だからこそ言い訳ができます。
会社員にとって平等な評価はとても大切なことなので、それを実現するためにも結果で評価することは理にかなっているといえます。
仕事では過程も大事!「結果より過程を重視する」3つのメリットとは?
ここまで「仕事では過程より結果が大事」という話をしましたが、過程を重視するべきという意見もあります。。
過程を大事にするメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
1. 成長することができる
過程を大事にすることは、自分自身の成長につながります。
過程の「どこが良くて、どこが悪かったのか」についてフィードバックを受けたり、自分自身で振り返ったりすることで、次に行動に活かすことができます。
逆に、たとえ結果がよかったとしても、「今回は何(過程)が良かったのか」を振り返らなければ意味がありません。
結果にかかわらず、プロセスを振り返ることが重要なのです。
2. 仕事を楽しめる
過程を大事にすることで、仕事が何倍も楽しくなります。
仕事の楽しさはどこにあるかは人それぞれかもしれませんが、その一つが仕事を任されたときではないでしょうか。
- 目標は与えられることがおおいもの。
- 一方で、1つの目標に向かって「何をするか(プロセス)」は無限にあって、「どのプロセスを選択するか」で結果が変わってくる。
- この「どのプロセスを選択するか」を自分で考えることが楽しいと感じることができれば仕事が何倍も楽しくなります!
もし結果がでなくても「自分で考えたプロセスの何が悪かったのか」の答えを考えることもまた楽しくなりますし、考えることが苦痛ではないはずです。
結果重視とは、精神的面で圧倒的に違いがあります。
3. 働きやすい職場環境になる
過程を大事にすれば、働きやすい職場環境になります。
裏を返せば、結果主義の考えが根付いた職場は次のような特徴があり、働きにくいといえます。
- 競争意識が高い
- ギスギスしている
- 残業が多い
- 心に余裕が持てない
雰囲気の悪い会社は、だいたい結果主義です。「結果主義の会社の雰囲気が合わないな・・」と思ったら、転職を考えることも一つの選択肢かもしれません。
結局、結果と過程はどっちが大事?
私なりの結論は次の通りです。
結果も過程もどっちも大事だけど、過程(の振り返り)が一番大事!
ここまで見てきたように、仕事では結果はとても重要ですし、「やりがい」や「成長」を意識したときには過程もとても大切です。
ただ、結果は過程の上に成り立っています。
そのため、結果が良かったとしても「どうして結果が良かったのか」「もっと結果を良くするためにはどんな過程を踏むべきか」というようにプロセスの振り返り・見直しが必要です。結果が悪かった場合も、プロセスの振り返らなければなりません。
一時の評価は結果で決まるかもしれませんが、今後の自分自身のことを考えれば、過程を大事にする方がいい結果になるはずです。
もし、結果ばかりを見て評価されていて悩んでいる社会人の方がいれば、自信をもってプロセス重視を貫いていきましょう!
End.